[TIPOGRAPHICA]

 さてこのティポグラフィカたるグループ(以後ティポ)、今まで本誌に紹介さ
れなかった事が不思議に思われる程高水準且つ面白い音楽を演っている。活動も
長く熱心なファンも少なく無いので私なぞより詳しい方も沢山いるだろうが、CD
リリースも決まっておりこの機会を逃せないので私のペンで我慢して貰えればと
思う。



[リーダー今堀恒雄]

 まずティポのリーダーであるギタリスト今堀恒雄のプロフィールを簡単に。
 1962年埼玉に生まれ、12才でギターを始める。音楽学校へ進み佐藤允彦、加古
隆らに師事しながら演奏活動を開始。なんでも先生より上手いやつが入ってき
た、などと噂されたそうで授業の演奏でも人が集まってきたらしい(この頃に
ティポの結成時からのメンバーである菊地と出会う)。
 今堀は21、2才の頃よりプロとしての活動を始めているがティポ結成前の彼のバ
ンドはよりジャズ色の濃いギタートリオで、新宿ピットイン昼の部に出ていたら
しい。そしてl986年にティポを結成。数回のメンバーチェンジを経て二年程前よ
り現在の編成になる。
 他にティポと並行して色々なアーチストのアルバムへのゲスト参加やライヴの
共演がかなり多く、山下洋輔アフリカ公演、John Zorn“Torture Garden”NY公
演、Fred Frithとのデュオから金子飛鳥、高野寛、遊佐未森まで活動の範囲が広
がっている。



[結成→展開]

 結成のきっかけはバンドの音を良く表す。こういう音をやってみたいからこう
いうバンドを作ろうと。当たり前であるが一番強力な真実。この事に関しては今
堀はこう語っている。「きっかけになったのはゴールデン・パラミノスとかマサ
カーだったんですよ。元々ジャズ演ってたんで即興には興味があって。彼らの即
興のやり方が新鮮で、短いテーマをぐるぐる回して崩壊してゆく過程を楽しんで
いる。そういう方向を試してみようかと菊地と始めたんですよ。」…成程。
 ただティポを結成してすぐに自分の表現したい音が出たか、というとそうでも
無く色々な事を試しながら現在の形に近づいてきた。「最初はそう試みたんだけ
どイディオムがはっきりせず、ただ破壊的になる事が多かった。これではいか
ん、と言ってる頃、山下洋輔のアフリカ公演でヒントを受けて、崩壊してゆく過
程というのは個人個人の“訛り”とかに則ってやってゆくのが良いのでは、と。
最初からそれを即興で試すのはかなり時間がかかる気がしたので、だったらスコ
アに起こしてしまおうと思って。音符を細分化していったり言葉の訛りを音符に
していったりして、そこから始まってそれを更に即興にもっていけたらいいな、
というのが最近の状沢ですね。」アフりカ公演で得たものは山下洋輔やアフリカ
原地の音楽からの影響では無く、原地の言語や演奏を聴いて自分の中のものとの
違い、ズレを確認してきた、という事だ。これは今堀が言うところの“自分の中
にある訛り”だ。「そういうところをもっと信用してもいいんじゃないか、
と。」
 では現在のティポはどういう状態にあるのだろうか?「今までは育てる期間
だった気もする。スコアをこなすという事も含めて。そこから始まって構築する
方向に進んでいった時期でもあった。各々の訛りとかを自由なスペースで出し合
う事に慣れてきて、まだ構築されたものとフリーなものが分離しているのでそれ
をこれからどうしようかな、と最近は思っている。具体案は、ある程度技法的に
作曲等何かテクニックが必要かな、という気はしている。これからですね。次の
曲くらいから試してみようかと。」



[1stアルバム「Tiopographica」]

 これから変化を迎えようとしているティポ、その辺の姿勢が8月21日にリリース
される初のフル・アルバムにも反映されている(これまでにオムニバス・アルバ
ム「ドライヴ・トゥ・ヘヴン」、「誓い空しく」等には曲を提供している)。こ
れがまた、あのホッピー神山氏の設立したGod Mountainレーベルからのリリース
である。特に新曲は用意せず、ライヴで良く演奏される曲を全8曲、かなりライヴ
演奏に近い形で録音されている。「ケリをつけるというか、消化して早くく次に
いきたい。そうすれぱもう(ライヴで)演奏しなくて済むから(笑)。」次のス
テップへ前進する為に今までやってきた事を形に残しておいて、ふっきれたとこ
ろで次へ。古くに作曲された曲が多く、特にアルバム全体のポリシーも用意して
いない。強いていえばライヴでは人数的に制限があって出来ない部分を録音技術
を使って完全な形で演奏しよう、という姿勢だ。
 又God Mountainレーベルとの位置付けだが(このレーベルかなりクセの強い
アーチストが集まり、一種のポリシーを感じさせる)、ティポの音楽性とレーベ
ルのそれとの関係は今回は特に強いものではない。「大友(良英)さんとは友人
なんですよ。で、この話が来る前にインディーズで出してしまおうか、というの
もあったんですが。音楽業界に対する考えがある程度一致して、自由もききそう
だしディストリビューションも他のメジャーより有利だし。メジャーは難しい
か、ですか?そうは思っていないですが結果的に難しかったと(笑)。評価はし
てくれるんですけどね、こう言うんですよ。他のところから出されたのを聞きた
い、と。」結果としてノイズ系が多いこのレーベルでティポはある程度異色だ
が、ホッピー神山氏もノイズ系を集めようという考えは無くレーベルの幅を広げ
る、という点もあるようだ。



[で、具体的には]

 現時点でのティポ、どんな音楽をライヴで演っているのかというと、勿論結成
のきっかけとなったマサカー等の音に近いががっちりとスコアライズされ、各楽
器が複雑に絡みあってポリリズムを形成し(即興演奏のダイナミズムは薄味だ
が)、リズムセクションの持つ“訛り”が大きなグルーヴを作り出している。全
曲を作曲する今堀が“今自分のやりたい事を表現する為に最低限必要な構成”と
言っている現在のティポのメンバーはこうだ。今堀恒雄(いまほりつねお):
guitar、外山明(そとやまあきら):drums、佐野篤(さのあつし):bass、水上
聡(みなかみあきら):keyboards、菊地成孔(きくちなるよし):saxophones、
松本治(まつもとおさむ):trombone。うちオリジナル・メンバーは今堀、菊
地、水上の三人だ。キーボードの水上はメンバー中最年少だが最もみょーちくり
んなフレーズを演るのも又彼だ。コードを押さえる訳じゃないし、ガンガンとソ
ロをとる訳でも無い。なんだか変な音を単音で演っている。凄く変なフレーズ
(と呼べるかどうかも疑問)を凄い細かさで。こういうキーボーディストは今ま
で見たことがない。サックスの菊地は時にはプッ飛ぶ様な荒々しさの演奏もさる
事ながら爆笑のMCと曲の命名においても才能を発揮する。強力なボトムを形成し
大きなグルーヴを生み出すりズム・セクションの二人は、ギター・トりオでも顔
をあわせていて息はバッチリだ。スコアの上でタテ割り出来ない様なりズムを気
持ちの良いノリで進めてゆく。一番新しいメンバーである松本はそんなマイナス
面など微塵も見せずに(あれだけ複雑な曲を!)スラリとこなしてしまう。持続
的に音程を変化させることが出来る管楽器は、ともすれば硬化しやすいこのテの
音楽に上手くトボけた風味を混ぜている。



[Words from“今堀”]

 やたら言葉を重ねてみたところで、音楽を正確に表現出来る訳が無い。まして
やティポの様な新しいタイプの音楽は。これまでの紹介で興味を持った方はライ
ヴを見るかCD聞くかして下さい。(ライヴは新宿ピットインを拠点に月イチ・
ペースで行なってます)後のスペースはこの特集の為に行なった今堀氏へのイン
タヴューより彼の言葉を用いて埋めさせて頂きたい。少しでもいい、ティポの音
楽に興味を持った人が彼らの音楽を楽しむ時の触媒になれぱ、と思う。



---今後のティポの具体案についてモデルになる様なアーチスは?
●訛りの点ではいないですね。大概訛りと言ったとたんにここは即興です、と。
それを方法論として持っている様なグループはまだ見た事が無い。
---例えばJ.Zornの方向性は?
●作曲としてはすごく興味ありますね。「Torture Garden」の場合は、あれスコ
ア見た事あります?すごく短い単位で拍子が変わっていたりすごく短い即興の部
分があったり、もっとコラージュ的な感じでティポの作曲法とはかなり距離があ
りますね。
---ライヴなんか見ると作曲された部分と即興の部分が単位が短いので見てる方は
わかんない。ああいう統合感では?
●違いますね。あれは結構クラシックに近いんですよね。譜面を如何に完璧にこ
なして客にどう聞こえさせるか、という感じ。演奏の悦びとかとはちょっと離れ
たとこにある。
---発想的にクラシックっぽい?
●そう。現代音楽というか。元々そういう人だと思うし。
---ティポの場合は?
●むしろその場の演奏…もっと個々の人間を出しつつそれを構築された状態で聞
ければ一番いいんじゃないかな…
---カンタベリー系のミュージシャンは?
●多少は知っています。
---ソフトマシーンなんかが演ってたああいう事では?即興なのかスコアなのかわ
かんないようなモアーッとした感じ…
●多少違うと思います。もっとはっきり、誰がきいても解る様な形で。下世話な
レベルでも解る様な形で面白さが出た方がいいな、と思って。
---わりとこう、ユーモアっぽく…
●そうですね。ただ、度合いによりますが。自分の中で“どのくらい”というの
はありますから。
---バンドの中で個人のカラーが出てくる、という事ですが、他のメンバーも(今
堀さんの様にいろんなセッションとか)やってるんですか?
●多分やってるとは思いますが。
---ジャズ関係が多い?
●半々ですね。水上と佐野はシャズに触れた事が無い。
---メンバーにも年齢差がありますよね。
●そうですね。下が25、6から上が37、8…
---聴いてきた音楽も…
●全然違いますね。
---その辺って(バンドやってて)面白いですよね。
●オモシロイですねー。物凄くチグハグで。曲もってってもどこがいい、てのが
全然違うし。解釈も全然違うまま通してそれでいい、という事にしてるんです
よ。
---作曲は全て今堀さんが?
●そうですね。他のメンバーは持ってこないですね。
---ある程度大筋、外枠だけ決めて持ってく、という事は?
●最近ではほとんど無いですね。シーケンサーでほとんど作って持っていきます
から。
---思ったより即興に対して用心してますか?よくジャズ系の人はすぐ即興したが
る。その辺に間してポリシーは?
●破壊的にただ壊すだけではつまんなくて。ジャズ的な、ある程度定石なフレー
ズを弾きつつも飽きてきて何かないだろうかって始まったのがティポですね。今
は結構リズム隊の人間のカラーも勉強してるんだけど、単純なグルーヴをある程
度押し出しつつそのグルーヴをどう扱おうか、リズムに関して即興するというの
が一番興味ありますね。ただ壊すだけじゃ無くて、“揺らぎ”とか“言語的な訛
り”というものが曲の中にうまく持ち込まれてくる事が一番の課題。
---'80年代頭頃ジャズの持ってる意味合いが変わってきてますよね。暗中模索で
やり初めて。カンタベリーのジャズかロックか解らない連中がやってた即興が割
と近い、というイメージがあるんですが。
●もっと構築された部分では近いと思う事はありますが。あの辺りの人達と比べ
るともう少しグルーヴに目がいってる気がします。リズムに。Fred Frithとか話
しててもノン・グルーヴ結構みたいなとこありますから。
---F.Frithとは親交があるんですよね。
●何度か演奏したりとか。
---Keep The Dogで一緒に…
●最初にやったのはギター・デュオですね。
---F.Frithなんかどうですか?共感されてると思うんですが。
●レコード化されて出てくる音が全く正反対だな、と思います。徹底的に個人主
義で通すというか。あわせるとかいう事は、イギリス人らしくというか、全く考
えず。あとグルーヴというものに対する考え方も全く違うし。
---どういう風に?
●例えば…“てのひら”という言葉があった時にそういうリズムを感じた通りに
表現していくとそれがグルーヴになると思ってるんですよ。
---言葉の持っるグルーヴ感ということ?
●解り易く言うとそうですが、実際には言葉じゃない自分の中にあるもの…それ
と普通に言われているグルーヴとが混ざりあって、もやもやした感じが自分の
思っているグルーヴなんですが。F.Frithと演った時は全然違ったところでそうい
うものを捉えているな、もっと割り切った形というか…
---演りにくい感じでしたか?
●そんな事ないです。ただ育ってきた環境の違いなのかな、と。
---土台になる作曲を全部今堀さんがやってるとこれだけのメンバーがいてもパ
ターンが決まってきちゃうという事は?
●ありますね。常に曲を作り続けて刺激を与えてないと。で、自分もメンバーの
得意な分野にあわせて曲を作ってるとどんどん狭くなってくし、そのバランスが
すごく難しいですね。
---自分のパターンが確立されてゆくのはいいんだけど段々そっちに引っ張られて
く様な…そういう時って気分転換が必要かな、って。
●丁度今がそういう時期なんですよね。構築してゆく作曲の仕方で、自分の今ま
での経験で持ってたものは大体出てきて、曲作ってると“これは前の曲のこれ
だ”なんて解ってしまうとわざと避けたり。この辺で今までの作曲法とおさらば
して、ちょっと違う事をしてみようかと。
---先の話ですが、今回のCDはライヴの演奏に近いという事ですが、次回の録音で
スタジオ的な要素を強くしてゆくとかの具体案は?
●曲によってはあります。(この後ないしょの話が出て一部カット。申し訳あり
ません。)今のところライヴでずっと演ってきて、捨ててるんだけどライヴで
演ってる、という意味も含めて入れなきゃならない曲もあるんですよ。そういう
のも入れて。



(今堀氏より逆質問)
 あ、そういえば“レモ”って知ってます?ブラジルのプログレっぽい…(いや
知らないです。)いや、偶然誰かが見つけてきて、良かったんですけどこれは何
だ?という事になりまして。マーキーの方なら知ってるかと思って…(ではこれ
はこちらの宿題という事で(笑)。)



[しめ]

 ティポグラフィカという名前を初耳の方で僅かでも興味を持ってもらえたなら
ばその方に“実際の音を聞くべし!”とアドヴァイスさせて頂きたい。又既に、
“ティポマニア”の方には退屈な文章で申し訳ありませんでしたが、ギターを
持っていない時の今堀さんはステージでバシバシッとキメの合図を出したりガン
ガンとギターを弾きまくっている時と違って、丁寧に言葉を選びながら親切に復
質問に答えてくれるもの静かなインテリゲンツァという印象があった事をお伝え
してシメさせて頂きたい。



[ライヴレヴュー]

 新作の録音もマスタリングまで終わったところで一ヶ月弱ティポは西日本へ短
期ツアーに出た。この千秋楽の6月3日、新宿ピットイン。まずちょっとだけリハ
を覗かせてもらったら、あれだけ複雑なアレンジ故にピリピリした空気の中鬼の
様な顔をして合わせてるかと思ったら全然和やか。今まで聞いた事無いフレーズ
が出てきたりして「こりゃ新曲か?」なんて期待が頭にうごめく。これがまた
カッコ良かっただけに…
 で開場が始まったら凄い人の量で立ち見続出。且つ若い女性が半数以上。
“ジュリアナ東京音頭”に飽きたギャル(!)がポリリズムで踊りにきたのか?
 この日のセットリストはこうだ。opening S.E.)KingsGoIdenToilet 1)無限
電車 2)Kings GoIden ToiIet 3)笑う写真 4)裸のランチ 5)青空だけれど
過迷宮入り [休験] 6)ティポグラフィカのアメりカ 7)森を出る方法 8)
侵略はゆっりと確実に 9)ティポグラフィカの最悪のデート 10)頭芝製セッ
クスフレンド [アンコール] 11)そして最後の船はゆく
 計二時間のステージ、全体の印象は同席したティポオタク(失礼!)の森本君
(from Happy FamiIy、彼は20回以上ティポのスデージを見てる!)分析するとこ
ろによると、音がでかくてノリもばっちり、過去のステージと比べても上位に分
類される、との事、個人的には“Kings Golden ToiIet”の曲の良さ、“ティポグ
ラフィカのアメリカ”の前半のギター・トりオ編成の荒々しく迫るギター、“頭
芝製セックスフレンド”(別名“大仏頭”)での水上のムチャとも言えるリフ、
最新作と思われる“そして最後の船はゆく”のカッコ良さでエクスタッてしまっ
た。演奏終了後に今堀氏が満足そうに「ツアーの成果が出ましたね。」と言って
いたのに集約されるステージであった。



[キーワード]

 インタヴューをするとそのアーチストが持っている思想がキーワードとして頻
繁に出てくる。個々のキーワードについて補足をしたい。
 1)崩壊と破壊
 ティポ結成のきっかけとなった即興の手段。しっかりと決まった短いテーマを
回して、それを壊していく過程で生まれる揺らぎ。ここに注目したわけだ。これ
を崩壊とする。ではよくあるフリージャズではどうか。壊すものが用意されてい
て、それを壊して終わり。これが破壊。崩壊は破壊ではない。
 2)訛り
 ティポのみならず今堀自身の中でも最重要ファクターとなるキーワード。他人
の持っているリズム感、グルーヴと自分の持っているそれのズレる部分。これが
自分の持っている訛りだ。当然譜面上での分析不可能、何故なら簡単にリズム上
でタテ割り出来る物では無いから。自分の持っている訛り、他人の持っている訛
りをぶつけてみてそこから生まれるグルーヴ感。これが複雑なアレンジ、ポリリ
ズムなのに気持ちよく体が動きだすティポの音楽の最大の魅力だ。
 3)音符の細分化
 訛りは分析不可能、体で感じるしか無い。でも譜面上にスコアライズさせてい
かないと曲の完成に長い時間が必要となってしまう。で、音符を細かく割って
いって妥協出来るあたりで譜面におこす、。当然音符は複雑になる(だろう)。
譜面を見た訳ではないが(見たとしても私には解らないが)きっと16分音符とか
32分音符とかの5連符とか6連符が複雑に絡みあっているのだろう。注意しておき
たいのは、なにも難しい事を演ろうとしてこんな事をしているのでは無い。音符
の細分化→訛りを表現する為。何故訛りを?→破壊では無く崩壊する即興を実現
する為。これを踏まえていざライヴへ!



[新作]

 God Mountainレーベルより8月21日リリースの初フル・アルバム
「Tipographica」(GOD Mountain GMCD-005)、ライヴでよく演奏されている曲を
8曲収めているが詳細は本文参照。気になる収録曲は、“頭芝製セックスフレン
ド”、“侵略はゆっりと確実に”、“森へ行く方法”、“重力異常の競馬場”、
“裸のランチ”、“青空だけれど迷宮入り”、“新しき猿のように”、“無限電
車”である。今の時点で早くも'93年日本盤ベスト1に入れてしまおう。今年これ
に勝てるCDは出てこないはず。カンタベリー・ファン、新型ジャズ・ロックファ
ン必聴。



Marquee '93年8月号より