インターネットの技術文書として、とても有名な RFC ( Request for Commnet[s] ) という文書があります。 これらは本来
「こんなことを考えています。コメント下さい。」
ぐらいの、軽い意味あいのメモでした(たぶん)。 しかし、時代が移るにつれ、より重要な意味をもつようになり 今では Internet の標準を決める文書とみなされているようです。
例えば身近なところでは、
メール・ニュースのヘッダ形式や転送プロトコルを定めたり、
HTML の書き方を定めたりと
色々なものがあります。
FTP や TELNET のプロトコルを定めているのも RFC です。
もちろん RFC 自体に強制力はありません。
メールシステムを作成するときに RFC に従わずに、
独自のプロトコルで作っても誰も文句はいいません。
しかし RFC で定められたプロトコルに準拠しているサーバにアクセスするには
そのプロトコルに従わなくてはなりませんよね?
このように、日頃から Internet を使っている人には 知らず知らずの内にお世話になっているはずの RFC について 色々とまとめていきたいと思います。
このページへのリンクはご自由にどうぞ。 連絡の必要はありません。 事後にでもリンク元 URL を添えて連絡を頂ければ、嬉しいですが (事前にメールを頂いても、すぐに返事ができないかも知れません)。 もちろん強制ではありません。 それと、このページの URL は http://www.imasy.or.jp/~yotti/rfc.html です。
このページに何か(誤字・情報提供・感想・意見・途切れたリンク等々) ありましたら、是非メールをください。 よろしくお願いします。
RFC は、当然英語で書かれています。
私の様な、英語に不自由する人間だと、やはり日本語で読みたいと思います。
思っているだけではなんですので、出来るものから日本語訳を作成してみました。
以下の文書は私が個人で、または知人といっしょに RFC / InternetDraft
を日本語訳したものです。
また、他の方が翻訳した文書の代理公開もしています。
感想・指摘・要望等ございましたら、
私までメールを送って下さい。
ちなみに、私が訳した拙い文書以外にも、日本語訳された RFC があります。 色々な書籍や、 数々のWeb ページで公開されています。特に 林@バリアフリーさんの RFCJ のページ は必見でしょう。
以下の RFC 日本語訳を使うにあたっての注意事項やお願い事をまとめました。
これらの文書を使用する方は必ず読みください。
→ RFC 日本語訳使用上の注意事項 (自作)
InterNIC や JPNIC には、 「 RFC および、その翻訳文書の取り扱いに関するメモ」 が置いてあります。 また、それを南山大学の後藤先生が翻訳してくださったものもあります。
MIME を使って PGP の署名・暗号を使う手順を定める RFC (RFC 2015) です。
現在のところ、知人といっしょに訳した唯一のもので、
完成度はかなり高いのではないかと思います。
RFC 2002 「IP Mobility Support」 の
和訳をミラー(代理公開)しています。
→RFC 2002 の和訳 (代理公開)
オリジナルは http://www.jaist.ac.jp/~ishi/rfc2002/index.html にあるのですが、2000年3月にアカウントが無くなるそうなので、こちらにミラーしています。
RFC 2001 「TCP スロースタートと、輻輳回避、早期再送、早期回復 アルゴリズム」 の
和訳を代理公開しています。
→RFC 2001 の和訳 (代理公開)
訳者:黒田佳世子 さん
備考:訳文に関する責任は負いかねますが、誤訳等ありましたら rfc-jp ML を通じて
ご指摘ください。
下記の ISO-2022-JP の多国語への拡張の RFC (RFC 1554) です。
ISO 2022 か JIS X 0202 をある程度知らないと
意味不明かもしれませんが…
→ RFC 1554 (ISO-2022-JP-2) の和訳 (拙訳)
翻訳者:佐藤佳征
川戸@ NEC 情報システムズさん(kawato@ksp.nis.nec.co.jp)から
「 この RFC の著者である mohta さん作の RFC 1554 日本語版 」
という文書を送って頂きました。
mohta さんに確認したところ、「以前 fj かどこかに流したものだと思う。
既に手元には残っていない。」とのことでした。
この文書は、しばらくの間ここに置いておいます。
→ 「 mohta さん作の RFC 1554 日本語版」 (複製)
関連する話題が、 rfc-jp ML の
[rfc-jp 63]
にあります。
メールヘッダ等に使う MIME エンコーディングを定めている
RFC 1522 ( 既に古くなっていますが… )
の日本語訳 ( 訳者:藤本真吾さん shingo@wide.ad.jp ) があります。
ただ、 PostScript や LaTex で書かれているので、
訳者の許可を得て Plain Text に作り替えてみました。
→ RFC 1522 の和訳 (転載および加工)
→ RFC 1522 の和訳 [LaTex]へのリンク
→ RFC 1522 の和訳 [dvi]へのリンク
→ RFC 1522 の和訳 [PS]へのリンク
インターネットでの日本語表記法についての RFC (RFC 1468) です。
→ RFC 1468 (ISO-2022-JP) の和訳 (拙訳)
翻訳者:佐藤佳征
日本語文書の署名手続きを定めようとしているインターネットドラフトです。
既に有効期限が切れています。
ご注意下さい。
→ draft-kazu-jmsg-sign-00.txtの和訳 (拙訳)
翻訳者:佐藤佳征
POP3 を拡張して、メール送信等ができるようにした、歴史的なプロトコルについて記述してあります。
既に有効期限が切れています。
ご注意下さい。
→ draft-hansen-pop3-xtndext-00.txtの和訳 (拙訳)
翻訳者:佐藤佳征
RFC 日本語訳をまとめ、紹介してくださっているサイトがいくつかあります。
このページの下の方にある「 RFC 関連リンク」
を参照してください。
市販されている本・雑誌等にも RFC の日本語訳が載っていることがあります。
LDAP という、ディレクトリサービス用のプロトコルについての書籍。 RFC 1777, 1778, 1779, 1959, 1960 の日本語訳があるらしい。
ティム=ハウズ,マーク=スミス著
松島 栄樹,岡 薫訳
(株)プレンティスホール出版発行
PEM や PGP に関する本。
付録 B には、PEM 関連の RFC 1421 〜 1424 の 日本語訳があります。
Bruce Schneier 著
力武 健次 監訳 / 道下 宣博 訳
発行 オーム社
1994 年 01 月号 〜 1995 年 11 月号にかけて、
RFC1150(FYI1), RFC1462(FYI20), RFC1463(FYI19),
RFC1325( 旧 FYI4), RFC1597, RFC1290( 旧 FYI10), RFC1207(FYI7),
RFC1359(FYI16), RFC1302(FYI12), RFC1718(FYI17),
RFC1635(FYI24), RFC1713(FYI27)
の日本語訳が載っています。
上記の RFC は、掲載順に並んでいます。
発行 株式会社 アスキー
1993 年 08 月号 に RFC 1392 ( 旧 FYI 18 ) の日本語訳が載っているようです。
発行 CQ 出版社
この他に
「この本・雑誌にこんな RFC の日本語訳があるよ」
といった情報があればぜひ教えてください m(_ _)m
RFC が置いてあるサイトなら、どこでも rfc-index.txt
というファイルがあると思います。
これは、現在発行されている RFC の一覧です。
これを見ると、どのような RFC が出ているのか、
誰が書いたのか、どのような状態なのか、等が分かります。
慣れないとわかりにくいと思いますので、
見方をちょっとだけまとめてみました。
→ rfc-index.txt の見方 (自作)
RFC のサブシリーズである FYI について色々書いて行こうと思います。
まだ、FYI の一覧ぐらいしかありませんが、少しづつ増やしていく予定です。
→ FYI サブシリーズとは何か? (自作)
RFC の中には、冗談みたいなものもいくつかあります。
ここには「ジョーク RFC」の紹介と、若干の日本語訳があります。
特に RFC 1149 「鳥類キャリアによる IP データグラムの伝送規格」 はなかなか楽しめると思いますよ。
→ ジョーク RFC について (自作)
RFC が発行されてから、1999 年の 4 月 7 日で 30 周年の様です。
(確かに、rfc-index.txt を見ると
rfc 0001 の発行日は「Apr-07-1969」になっていますね。)
それを記念して RFC 2555 が発行されているようです。
去る 1998 年 10 月 16 日、 RFC Editor でもある Internet の父、 Jon Postel 氏が亡くなったそうです。 RFC2468 は、Vint Cerf 氏の, RFC2441 は、Danny Cohen 氏の追悼文だそうです。 心よりご冥福をお祈りします。
→ RFC 2468 の日本語訳 ( 山根さん の翻訳 ) ( RFC 2468 日本語訳のミラー )
→ RFC 2441 の日本語訳 ( 山根さん の翻訳 ) ( RFC 2441 日本語訳のミラー )
また、 Jon Postel の死を報道する記事をいくつか紹介します。
ところで、この "Two four six eight" という数字には何か意味があるそうなのですが…。 歌か詩かなにかで良くあるパターンなんでしょうか。
インターネットの標準プロトコルを定めた各 RFC (STD 文書) の状態等を
記述した "INTERNET OFFICIAL PROTOCOL STANDARDS"
という題名の RFC があります。
現時点 (2001/09/12) の最新は RFC 2900 です。
下のサマリーと同じように RFC xx00 が "INTERNET OFFICIAL PROTOCOL STANDARDS" になっているようですね。
RFC が 100 発行される毎にサマリーとして、それぞれの概要をまとめた
RFC が作られています。
例えば、
RFC 2099 は RFC 2000 から RFC 2099 までの
概要を説明した RFC です。
同様に
RFC 1999, 1899, 1799, 1699, 1599, 1499, 1399, 1299, 1199, 1099, 999, 899, 800, 699
等がサマリーになっています。
なぜか、RFC 700番台のサマリーだけ RFC 799 でなく RFC 800 なんですね。
RFC 2223 は「RFC の書き方」を定めています。
本来は、RFC を書く人が読むべき文書ですが、
RFC を読もうとする人にも役に立つと思います。
→ RFC 2223 の日本語訳(JPNIC の RFC-JPの訳)
→ http://www.nn.iij4u.or.jp/~njt/rfc2223-ja-njt.txt (なかざとさんの訳) (無くなっちゃった?)
RFC で提唱するプロトコルの中では、色々な要求レベルがあります。 よく MUST とか SHOULD 等の単語が大文字で表記されています。 それらの、要求レベルの意味を明確に定義したものが RFC 2119 です。
RFC を基にして実装する場合や、 RFC(当然、英語の原文)を読んで勉強するときなどには、 この RFC を読んでおいた方が良いのでは無いかと思います。
→ RFC 2119 の日本語訳 (鈴木さんの訳)
RFC 2026 は Internet で標準プロトコルや手続きを 規定するまでに用いられる標準化過程を定めています。
RFC 関連で役に立つページや必見ページの紹介です。
「詳説 TCP/IPプロトコル」の「第2回 Internet StandardsとRFC」に RFC 関連の詳しい説明が載っています。
RFC 日本語訳へのリンクが充実しています。
→ 林@バリアフリーさんの RFCJ のページ
以前、このサイトで私と知人の訳した RFC2015
を公開してもらったこともあります。
現在でもこのページへリンクしてもらっております。
…現在、停止中みたいですが。
林@バリアフリーさんのページと同様、RFC 関連のリンクが充実しています。
また、 rfc-jp ML のページもあります。
→ ま.Sakaさんのページ
→ RFC 関連のリンク集
→ rfc-jp MLのページ
JPNIC でもいくつかの RFC 日本語訳等が公開されています
→ JPNIC RFC-JP
→ JPNIC のトップページ
→ RFC の日本語訳等
→ 「JPNIC 公開文書の規定」
RFC の原文があるサイトとしては
等があります。
この他、多くの大学の anonymousFTP でも RFC を置いていることがあります。
お近くのサイトをご利用下さい。
これらのサイトには RFC が大量にあるので、
ブラウザで表示しようとすると非常に時間がかかります。
気を付けてください。
RFC 関連で参考になるであろう文献です。
なぜか ASCII 物が多いのですが … 別に ASCII の回し者じゃないですよ。
ちなみに、ここにある Amazon へのリンクは、
Amazon.co.jpアソシエイト
の「特別リンク」になります。
毎月、RFC を1本とりあげて、それについて簡単な解説をするようです。
またコラムとして
ジョーク RFC
の紹介していたものみたいですね。
それにしても、著者の名前はどこかで見たような気が… (^^;
さとう よしゆき 著
N+I NETWORK Guide 誌 ( 2001.11 〜 2002.04 )
発行 ソフトバンク パブリッシング株式会社
毎月18日発売 1200円也
→ ソフトバンク パブリッシングから: N+I NETWORK Guide 誌のページ
毎月、新しく出た RFC についての概要説明があります。
また、それ以外にも RFC 関連の話があります。
今まで掲載していた Internetworking 誌が休刊し
UNIX MAGAZINE 誌に移転したようです。
宇夫陽次朗 著
UNIX MAGAZINE 誌 ( 1997.10 〜 )
井澤志充・宇夫陽次朗 著
Internetworking 誌 ( 1996.11 〜 1997.09 ; 休刊 )
発行 株式会社 アスキー
→ アスキーの雑誌案内より: UNIX MAGAZINE 誌のページ
Jargon file の邦訳書。
訳語や特殊な言葉などが載っていて便利。
ジョーク RFC についても記述あり。
最近、新しい版が出たようです(実はまだ購入してません)。
Eric S.Raymond 編
Guy L.Steele Jr. 絵
福崎俊博 訳
ISBN4-7561-0374-X
定価:3,107円(+税)
発行 株式会社 アスキー
→ アスキー書籍データベースから: 「ハッカーズ大辞典」の詳細データ
世界初の RFC 事典、のようです。
特に RFC の邦訳等が載っているわけではなさそうですが、
あるプロトコルについての記述がどの RFC にあるかなどを調べるには
便利かもしれません。
ちょっと高価ですけど(定価 9,500円+税)
亡くなる直前の Jon Postel のコメントもあります。
笠野英松 監修
マルチメディア通信研究会 編
ISBN4-7561-1888-7
定価:9,500円(+税)
発行 株式会社 アスキー
→ アスキー書籍データベースから: 「インターネットRFC事典」の詳細データ
→ Amazon の「インターネットRFC事典」のページ へ
【2002/06/09 追記】
増補版が出ているようです。
笠野英松 監修
ISBN4-7561-4063-7
定価:3,500円(+税)
→ アスキー書籍データベースから: 「インターネットRFC事典 増補版」の詳細データ
→ Amazon の「インターネットRFC事典 増補版」のページ へ
RFC そのものの解説ではなく、 「RFCの仕組みや、なりたち、そして、 どのように探して、どのように読めばいいのかを解説」しています。
ジョーク RFC についてもちょっとだけ記述あり。
塩田 紳二 著
ISBN4-87193-716-X
定価:3,000円(+税)
発行 エーアイ出版
→ エーアイ出版の図書案内から: 本の詳細
→ Amazon の「知りたい人のためのRFCの歩き方」のページ へ
RFC についてというよりは、インターネット標準プロトコル等のリファレンスです。
野坂 昌己 著
ISBN4-900900-88-5
定価:4,500円(+税)
発行 オライリー・ジャパン
→ オライリー・ジャパンの発行書籍一覧から: 書籍の詳細
→ Amazon の「インターネット標準クイックリファレンス」のページ へ