Network Working Group D. Crocker Request for Comments: 1775 Brandenburg Consulting Category: Informational March 1995
[訳注: 原文は「安全性に関する考察」の項目がふたつ存在したりするアバウトな 記述ですが(ひょっとしてエイプリルフールRFCのつもりだったのかも)、 この翻訳もまた無保証です。 余談ですが作者のDave Crockerは最初のRFC(RFC1000参照)を書いたSteve Crockerの 兄弟です。 さっぱり意味がわからん、もっといい訳がある、という御意見を歓迎します。]
多くの人にとってインターネットはたくさんの事柄を指しています。それは一つ の科学技術としてはじまり、地球規模のサービスへと成長しました。その成長 によって、技術やサービスは細分化と複雑化を増し、あるユーザーがインター ネット「している」かどうかを確定する際に混乱を招くようになりました。イ ンターネットしている人とは、どんな人でしょう? 何をすることができるので しょう? この覚書では、インターネットに接続する際に決定的な相違をもたら す末端ユーザーアクセスの基本的な類型について、インターネット消費者や提 供者が確定する手助けをするものです。
以下のリストは、もともとは技術的な集団のためというよりもむしろユーザー に展望を与えるために開発されたものです。このリストの定義は、ユーザーは 主としてアプリケーションサービスに関心を持つものだ、という視点をとって います。奇異な含みを持たせていますが、用語のいくつかは、インターネット 接続の基礎をなすプロトコルである TCP/IP を直接使うことを想定していませ ん。このために、多くの技術的議論にとってはこれらの用語はふさわしくない でしょう。
用語をテストするために、現実の生活状況にあてはめてみましょう。 家庭ユーザーによる2つの単純な事例をとりあげます。 あるユーザーがインターネットに PC のターミナル(端末)プログラムを使ってアクセスしたとしましょう。 それはつまり、インターネットアプリケーションを提供する公衆回線サービスに 電話接続するわけですね。 するとそのユーザーは媒介インターネットアクセスをしているわけです。 公衆回線サービスではクライアント・アクセスやフル・アクセスが行なわれていますが、それはユーザーが行なっているのではありません。 それに対して、SLIPやPPP経由でアクセスするユーザーは、インターネットア プリケーションを手元のPCで動かしているのだから、インターネットのクライ アント・アクセスを行なっていることになります。
いまでは多くの会社でインターネットへのフルタイムの接続を行なっています。 この接続はTCP/IPにもとづいて、電子メールを配信したり、WWWやGopherなど をつかって会社のデータを全世界へ公開したりして、多数のインターネットサー ビスを常時行なっています。明らかに、この会社はフル・アクセスでインター ネット「して」います。
その会社内のユーザーの場合はどうでしょうか? 今日では多くの会社がファイ アウォールによって社内のネットワーク(internet)をインターネット (Internet)から分離しています。もしも内部のネットワークからデスクトップ コンピュータでウェブブラウザなどのインターネットアプリケーションを使い、 ファイアウォールごしにインターネットに到達できれば、そのユーザーはイン ターネットのクライアントアクセスをしたことになります。
会社によっては、これを許可せずに、 世間のインターネットに関わる アプリケーションを、会社のファイアウォールの部屋で 特別に管理しているマシン上で動かすところもあるでしょう。 ゆえに、ユーザーは端末を特別なマシンに接続して、インターネットアプリケーション を使っているわけです。 そのようなユーザーは公衆電話回線サービスをつかってダイアルアップするユーザーと同じく、インターネットの媒介アクセスを行なっています。
ここで書かれていることは、いかなる安全性に関わるメカニズムも 提供も定義もしていません。しかしながら、 ユーザーやプロバイダーにいろいろな安全性の含意をこめたシナリオが書かれています。 ここでの議論を読んだ人は、サービスを選択するときに それらの含意について考えるべきです。
これらの定義をつくりだすにあたって、流行するインターネットアクセスをめぐる混乱についての多くの公開あるいは個人的議論によって力づけられました。 3つの用語をはじめてまとめたのは、 Big-Internetメーリングリストでの議論、 特に Alan Barret, Howard Berkowitz, Noel Chiappa, Steve Goldstein, Iain Hanson, Gary Malkin, Bob McKisson, Tim O'Reilly, Dave Piscitello, Bill Simpson のコメントによります。 きたるべき第4のカテゴリーの需要は明らかであり、メーリングリスト参加 者とさらに議論されました。 出された用語と定義について全員が必ず支持しているというわけではありません、 単にそれらの書き込みがこの件についての私の考えを助けてくれたということです。 公開討論の最初のラウンドでは、 Texas Internet Consulting の Smoot Carl-Mitchell と John Quarterman が 類似したカテゴリーの用語法をつくりだし、ここで述べられたセットについて、 プロバイダーと消費者のアクセスの形式を区別し、 インターネットの中核におけるフル・アクセスの役割を強調する ように改良を促してくれました。
David H. Crocker Brandenburg Consulting 675 Spruce Dr. Sunnyvale, CA 94086 USA Phone: +1 408 246 8253 Fax: +1 408 249 6205 EMail: dcrocker@mordor.stanford.edu